血糖値のコントロールをすることがダイエットで悩まなくなる方法です!
こんばんは、岩倉駅西口から徒歩1分のパーソナルトレーニングジムSATISFYのチーフトレーナーで、元プロボクサー中村好伸です。
2019年9月22日(日)に、大阪大学中之島センターで行われた【健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ】セミナーに参加してきました。
人生100年生きる時代になっています。50歳や60歳で老けている場合ではありません!
100歳まで生きるためには、100歳まで体を健康に保つようにケアーしていくことが、これからの時代の生き方です。
今回の糖質制限食セミナーは、そんな人生100年時代を生きるためにとっても大切なことを学べたセミナーでした。
そこで、簡単ではありますが、セミナーの内容をぼくなりにまとめてブログで紹介させていただきますね。^^
どうして糖質制限食を勧めるの?
人類史が始まって以来、血糖値の乱高下が激しい時代になっています。
それが生活習慣病などを引き起こし、病院通いの生活を送る方が増えています。
農耕が始まる前の縄文人の食後血糖値は、普段の血糖値から10〜20mg上がる程度でした。
農耕以後の弥生人の食後血糖値は、40mg上がるようになりました。
そして現代の精製炭水化物を食べるようになってからは、食後血糖値は60〜70mgあがるようになりました。
精製された炭水化物は血糖値を上昇しやすく、日常的に急峻に上昇し、インスリンを大量に追加分泌し膵臓に多くの負担をかけています。
血糖値を下げるホルモンはインスリンしかないため、膵臓が弱って糖尿病やほかの生活習慣病を引き起こしやすくなります。
この血糖値の乱高下を防ぐため、血糖値を上昇させないように血糖値を上げる唯一の栄養素「糖質」を抑えることができるのが「糖質制限食」なのです!
そして、
インスリンが追加分泌しなければ体脂肪が増えることはありません。
要するに血糖値をコントロールできれば、体脂肪が増えて太ることがなくなります!^^
糖質制限食が有効な生活習慣病
これは江部先生からいただいた資料をそのまま紹介します。
・糖尿病
・メタボリックシンドローム
・肥満
・肥満に伴う高血糖
・アトピー性皮膚炎
・花粉症
・尋常性乾癬
・逆流性食道炎
・尋常性痤瘡
・偏頭痛
・機能性低血糖
・歯周病
・潰瘍性大腸炎
・認知症
★ 生活習慣病とは、その本質は『糖質過剰摂取病』である。
★ 糖質制限食が『糖化・参加ストレス』を防ぎ老化予防する。
従来の食事指導で糖尿病は増加している!
アメリカは1977年に栄養ガイドラインで、脂質を減らして糖質を増やす食事を勧めました。
アメリカはその後、30年間 脂質摂取は減り続け、糖質摂取は増え続けました。
米国栄養ガイドラインの目標は達成されたのに、
・肥満率は30年で倍増!
・糖尿病はわずか10年で2.5倍も増加!
この結果、糖質の過剰摂取の可能性が大きく、それと運動不足も原因とみられるようになりました。
そして米国飲料協会(ABA)は、公立小中学校でのエネルギー量(糖質)の多い清涼飲料水の発売を2009年に全面停止しています。
日本でも有名な調査がされています。
ある町で14年間 町民の食事と運動指導をした結果、男女ともに糖尿病増加率が増えました。
その時の食事指導は、高糖質・低脂質のカロリー制限です。> <
インスリンは三重の肥満ホルモン!
インスリンと言って2つに分けて考えます。
基礎分泌インスリンと追加分泌インスリンです。
基礎分泌インスリンは、血糖値を下げるために摂取された糖質を、筋肉や肝臓にしまう役割をしています。
問題は追加分泌インスリンです!
追加分泌インスリンは、
・脂肪細胞内の中性脂肪分解を抑制(脂肪燃焼しづらくする)
・中性脂肪を分解し脂肪細胞内に蓄える(体脂肪増加)
・余分な血糖は脂肪細胞内に取り込ませて中性脂肪として蓄える(体脂肪増加)
肥満のメカニズムは、インスリンによる脂肪蓄積!
インスリンの追加分泌をする理由を抑えれば、肥満は防げます!
インスリンを大量に分泌させるのは、「糖質のみ」です。
ハーバード大学医学部元教授 ジョージ・ケーヒルさんは、「脂肪を操るインスリンを、炭水化物(糖質)が操る」と言っています。
体脂肪が増える原因は、脂質摂取ではなく糖質摂取なのです。> <
糖質制限食の安全性!
「糖質制限食を長く行うのは体に良くない!」っと周りに言われるのですが、江部先生はどう思われますか?
こういう質問が、江部先生の講習後にありました。
その時の江部先生の答えは、
「2002年から17年間スーパー糖質制限食を行っている私が生きた証拠です。」
と言って笑っていました。
実は江部先生も糖尿病になっているのです。それで自らスーパー糖質制限食を始め、あらゆるデータを自分で検査していました。自ら糖尿病になってラッキーだったと言ってるぐらいです。^^
江部先生のデータを少し紹介しますね。
2型糖尿病人 江部康二先生 69歳
身長167センチ
2002年糖尿病発症(Hb1c 6.7%)→ 現在 5.7%(糖尿病は6.2以上)
2002年、体重 67kg。高血圧・メタボの基準も満たす → 現在57kg。全ての血液検査データは、糖質制限食開始半年で正常に!
今でも糖質を一人前摂ると、食後血糖値は200mg/dlアップ
江部先生の、歯、耳、目、身長、尿など正常でない服薬なし。合併症もなし!
先生は数多くの糖尿病患者さんを診てきて糖質制限食を指導し、たくさんの方の命を救ってこられました。
そしてたくさんの方の経過を知っています。
そして自分が先頭に立って、1年間のスーパー糖質制限食生活を貫くことで、自ら糖質制限食の安全性を伝え、心ない批判を自らの健康状態を見せることで安心させてくれています。
ぼくは江部先生と何度も会っていますが、かなりの人格者です。(お医者様なのに!笑)
それと、余談ですが、糖質制限食セミナーに行った後 懇親会に行ってきました。
その時、ローソンに置いてある「SUNAO」というアイスクリームを開発された方がおりました。
その方が、「今SUNAOを超えるアイスクリームを開発していて、もうすぐ市場に出せれる」っと言っていました。
どうやらSUNAOよりも質が高くて、自信作のようでした。
お値段も高めと言っていましたが、糖質制限中でも美味しいアイスクリームが食べられると嬉しいですね。
特にダイエッターはアイスクリームは厳禁ですが、糖質オフなら太らないから食べられるので、このアイスクリームはオススメかも。
楽しみです。^^
まとめ
糖質制限食セミナーへ行き、改めて糖質の過剰摂取を控えないといけないなぁっと感じました。
若い頃はなかなか体に現れないことも、40代50代になると顕著に現れてくるそうです。
お医者様のデータは膨大なので疑ってはいけませんから、マジメに研究されているお医者様の話は真剣に聞いた方が絶対に良いです!^^
40代から糖尿病と糖尿病予備軍の人数は、3人に1人と言われています。
今からでも遅くありません、少しずつでも糖質を控えて運動をしていきましょう!
健康的なダイエットは、血糖値のコントロールにあります!^^
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